飼育の歴史
土佐の偉人『坂本龍馬』がこよなく愛した食材といわれる土佐の地鶏。
あまり知られてない事実ですが、日本で家禽として長年飼育される鶏の中で、高知県は近年交配種地鶏の親種となる古い飼育歴史を持つ在来鶏品種を数多く産出しています。この事実は東南アジアの密林に生息していたといわれる鶏原種の飼育に、高知の気候風土が適合しているともいえるのです。
近年、鶏食文化を更に広げたのが短期間で急速に成長させる血統を交配した雑種ブロイラー品種。そういった歴史のなか、高知県の鶏肉生産者の皆様は現代においても大規模な家禽飼育はこだわらず、愛情と手間をかけ健康な鶏を育て上げる飼育法にこだわり、消費者の皆様に高品質な鶏肉と認識していただける鶏肉を適正価格で提供しています。
伝統の食文化
古い飼育の歴史を持つ家禽は伝統食材として、地域の食文化を支えてまいりました。多くの食材が流通する現在においても、各地の伝統料理として伝承され愛される鶏肉料理は数多く残っています。これは、鶏肉が優れた食材である証であり、部位によってそれぞれの食味・食感・栄養価の選択が料理に繁栄でき、価格も幅広い選択ができ、季節を問わず安定供給が可能な特性が高く評価されています。
このように、目的によって幅広い選択のできる鶏肉料理は、冬は高知の柚子を使った鍋料理・夏はショウガやニンニクをふんだんに利かせた焼鳥や唐揚げと、地域ごとの副食在との組み合わせも自由自在。料理のレパートリーも限りなく広がります。